人々の持つ正義感とは、どういったものなのでしょうか。
弱い立場の人を助ける人?
悪いことは悪いとはっきり言える人?
面倒見のいい人でしょうか?
この、正義感の強い人ってどんな人が思い浮かびますか?
アニメでも、正義のヒーローはいつも主役です。
かっこよくて、子供の憧れのアンパンマンみたいな・・・・
でも、現実での正義感を持った人を見たとき、少し違うんですよね。
正義は悪と戦わなければいけません。
ということは、いつも喧嘩しているのですよね?
正義は困っている人を助けます。
困っている人は、本当に困っているのでしょうか?
正義感って、、、、、誰のためのものでしょうか。
正義感は自分を輝かせる
正義感を持つと、人は悪者が目につくようになります。
『あいつ、悪い!』
この、悪いというのはあなたから見た悪いです。
違う角度から見た人は、それは良いことだと思うかもしれません。
さらに、その自分の正義を貫こうとすると、
『それ、悪いよ!』
と相手に伝えますよね。
私は、昔本当に悪いことには悪いと言っていいと思っていました。
駄目なものは駄目なんだと声を挙げてもそれは良いことだと思っていました。
でも、この結果はどうでしょうか。
良い結果に繋がりますでしょうか?
『何あいつ。うっざ。』
98%ぐらいはこういった結果になります。
そして、彼らの悪者になるのです。
そう、正義のヒーローは悪いんです。
だって、誰も守れていないでしょう?
自分自身でさえ、ヒーローは守れないんです。
悪者がいて、一番喜んでいたのは正義のヒーローなのです。
悪者がいなければ、ヒーロー役なんて必要ないですもの。
困っている人を助ける正義
困っている人がいたとしましょう。
しかし、本当に困っているのか見極めなければいけません。
『私、困っているの』
このように雰囲気を醸し出してきた友達は、果たして自分と同じくらい頑張った結果困ったのでしょうか。
自分だったらどうしますか?
私なら、きっと困っていることを知られたくないと隠しますね。
正義のヒーローは、自分が困っているなんて知られたくないからです。
絶対、自分で解決します。
ということは、自分が思っているほどは実は困っていないのかもしれませんね。
また、困っている人を助けるとどうなりますか?
『ありがとう』
こう言われて、あなたは一瞬輝いたとしましょう。
この関係性をいつまで頑張れますか?
だんだん、自分はボロボロになっちゃいませんか?
『いいよいいよ!また困ったらいつでも言って!』
と笑顔で家に帰ったあなたは、疲れてはいないのですか?
そして、この関係性が続けば続くほど、相手は甘えてきます。
感謝もなくなります。
当たり前になって愚痴も言ってくるかもしれません。
これは、人に体力や時間を渡してしまった代償です。
現実の正義のヒーローって、こんな感じじゃないですか?
本当の正義感とは
私が、以前思っていた正義感とは、とてもキラキラ輝いたものでした。
でも、自分自身がそのように輝いたことはありません。
全て自己満足です。
そして、一瞬の輝きを取りに行くということは、一瞬でなくなってしまう満足感を取りに行く感覚と同じです。
満足感を得たいという欲求の一部に似ているのではないでしょうか。
しかも、その正義感は自分自身をズタズタにします。
困っている人は、より困ることが起きます。
悪役の考え方を、他人が変えることなんてそんな魔法のようなことはなかなか起きません。
そもそも、正義とは自分が思う正しい事柄です。
正しさに正解なんてないのです。
全く同じ正義の感覚を持っている人なんて、この世にいるのでしょうか。
今となっては正義感は、自分の中に持てばいいのだと思っています。
自分の思う正しさは、自分で持っていればそれは強さになるからです。
『あなた悪い!』
もし、周りからそう言われたとしたとき、
『え、私何か悪いことをしちゃったのかな?』
と自分を悪者にしてはいけません。
自分の目的を見続け、何も自分は間違ったことをしていなければいいのです。
自分の中で、意味をたくさん持つということです。
『自分はこういう意味で、しっかりやったんだ。』
こう自覚していることが出来たのなら、あなたは堂々としていられます。
そうですよね。人に何か言われても、堂々としていればいいのです。
偉そうにするわけでも、オドオドするわけでもなく、ただ堂々とです。
正義のバリアを張ってください。
正義は人に手を出すものではなく、自分を守るバリアとして使ってください。
これが私の思う本当の正義です。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。