悩み事の深さは何センチですか?

お金

人それぞれ、悩み事ってありますよね。

 

子供のこと、夫の事、仕事のこと、お金のこと。

 

 

その悩み事には、人それぞれの深さがあるって知ってました?

 

 

 

あなたの悩み事の深さは、どのぐらいですか?

 

 

この問題を乗り越えなきゃ自分には後がない!と思うような

人生の岐路に立たされたような感覚の問題に直面したことはありますか?

 

 

借金地獄を見たとき

 

 

私も、そんな

『私の人生終わった・・・』

と思うような過去の出来事があります。

 

 

それが恐ろしい借金地獄です。

 

6年ほど前の事です。

再婚した後、義母のおかしさに気付きます・・・

 

夫は、小さな会社を経営していました。

 

経理は義母です。

夫の給料も、会社運営に必要だからという訳の分からない理由で全て義母が管理していました。

そう、義母はとてもたくさんの嘘を重ねていたんです。

 

これは後から知ったことですが、

結局、調べると法人個人合わせて数千万の借金、未払い金、滞納金がありました。

 

でも、当時は義母がとことん隠していましたし、ぐちゃぐちゃにしてあったので、

 

『なんか変。』

 

ということまでしか言えませんでした。

 

会社の経理を私に任せてもらえるまで、夫と喧嘩もしました。

 

そうですよね、自分の信じていた母親の悪口を毎日言っているんですもの。

 

 

『あなたのお母さんはおかしいよ。なんか変だよ。』

 

 

 

夫『母親のことが、信じれんのか!』

私『信じれんわ!信じれるもの持ってこい!』

毎日こんな感じでしたね。本当に、地獄でした。

 

でも、ある時真剣に夫に聞いたんです。

 

『私は、子供を守るために、貴方も守るか。それとも貴方を捨てるか決める。

もし、貴方がお義母さんを切り捨てる勇気があるなら私は貴方も全力で守る。

どうする?』

 

その時に夫は私の本気を理解したようです。

 

 

そして、私は全力で夫も会社も守ることにしたんです。

もちろん、これには夫が毎日休みなく働く真面目な人だったことなど、夫の良い部分も知っていたから決めたことです。

 

寝ても覚めてもお金のことを考えていました。

 

電卓を常に持ち歩き、

『あ、また電卓叩いてる(笑)』

と職場で笑われていました。

 

10年間のお金の流れを調べました。

税理士さんや労務士さんに会い話を聞き、弁護士さんに揉めた際の解決方法を聞きました。

会社経営についても全く分からなかったので、とことん調べました。

昼も夜も仕事をして、何とか生活をしていました。

私の貯金は税金や社会保険料の支払いにあてたので、あっという間に飛んでいきました。

トホホ・・・

 

 

そして義母から会社の全てを譲っていただき、今に至ります。

 

もちろん、義母は会社も息子も乗っ取られたんだと言い回っていました。

ある意味事実ですし、仕方がないと割り切っていました。

 

誰も褒めてはくれないし、誰も会社の内情は知りません。

しかし、その時の自分は本当によくやったと思います。

 

悩み事を人に相談すること

実は、義母から会社を譲ってもらおうと決めるまでには、

沢山の人に悩みを相談しました。

 

すると沢山の答えをいただけました。

 

『絶対、離婚したほうがいい。子供を犠牲にするつもり?』

『母親として、最低だね。子供より男のほうが大事なの?』

『会社に奥さんが首を挟むもんじゃない。旦那を信じられないの?』

『あなたの言ってることって、嘘じゃないかって皆言ってる』

 

何ということでしょう。。。。

 

 

私の気持ちに寄り添ってくれるような応援メッセージは一つもありませんでした。

 

あまりにも、無謀だと思われたのでしょうか。

それとも、話がぶっ飛び過ぎていて真実味がなかったのでしょうか。

 

皆それぞれの角度から意見を言ってくれましたが、全て否定的なものだったんです。

 

 

子供を犠牲にして最低だとか、

夫を信用してない最低な奥さんだとか、

そういった意見ばかり返ってきました。

 

でも、不思議なんですよ。

 

正直何も心に刺さらなかったというか、、、

 

いつもなら、きっと人から言われたことを気にして悩んでいたと思います。

 

でも、その当時はそんなこと言ってられなかったんです。

私は人生の崖っぷちに立っていましたから。

 

 

世間体を考えることに脳のリソースを使うくらいなら、

どうやったら会社を立て直せるかということに焦点を当てなきゃもったいない!

ぐらいに思っていました。

それでも自分の味方を探したくて、相談していたという感じですね。きっと。

 

 

今になって思うのは、人と自分の思いの深さといいますか、悩み事の深さは違うんです。

そして、物の見方も違います。

そっちの物差しで見ると、私はとてつもなく悪いことをしていたのでしょう。

 

人に相談することは、上手くいかない事の方が多いのかもしれませんね。

そもそも、人に言われても変わらないくらい意志が固いのであれば、もうそれが答えなんです。

 

あとは、その答えを正解にするだけだったんです。

 

もしかしたら、もっといい答えが見つかるかも・・・

なんてことは、ないんですね。

思いの強さで現実は変わる

 

私は会社を立て直すこと以外考えていませんでした。

 

それは、家族の生活を守るためです。

家族とは、夫と子供と従業員さんです。

夫だけとか、子供だけとかで見ていたわけではありません。

誰も犠牲にしていません。

私は、家族を守ることだけを考えていました。

 

 

 

不思議な後押しもありました。

 

引き寄せの法則に似た現象でしょうか。

今改めて振り返ると、その時に思い描いた未来は、全て叶えることが出来ていたんです。

 

本当の問題に直面したとき

人は、人生が変わってしまうような大きな問題に直面したとき、必ず考えます。

そして、その答えって問題が出たときには決まってるんだと思うんです。

 

その思い描いた未来に向かって現実を動かすだけなんです。

 

もしも、自分が動けないよという状態だったとしたら、まだ後があるんだと思います。

まだまだ、崖っぷちには立てていないんです。

 

自分が追い込まれた状態になったときには、人は必ず答えを出そうとしますから。

そして、常識や世間体に染まらない、答えを見失わない思いの強さが必要です。

 

うーん。やっぱり欲深さかな?

 

私は、人一倍貪欲で、お金がないと家族を守れないと思っていたんです。

そもそも借金なんて、したことなかったので。

借金の返済に追われるなんて、そんな状態に耐えられなかったんですね。

 

思いが強ければ強いほど、早くその現実は来るようです。

 

 

貴方の悩み事の深さはどのくらいですか?

自分を安心させてしまうような、後ろ盾はありますか?

 

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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