苦楽はともにあります:最小限にする方法

気持ち

夫婦は、苦楽を共にする仲だと聞いたことがあります。

 

そうなんです。

人は、いつも苦と楽を持って生きています。

 

楽だけをもって生きることはできません。

必ず同じだけ、苦しみを持っています。

 

人は出来るだけ楽は大きくしたいし、苦しみは最小限にしたいと言います。

 

 

果たして、そんなことはできるのか?

 

 

今日はそういったことを考えてみました。

 

苦しみと楽を誰かに渡すこと

 

人は、苦しむことが辛いと感じます。

そして楽になりたいと思うはずです。

 

これを行動に移すとどうなるかというと、人に苦しみを渡していくようになります。

 

 

そして、逆に人の苦しみを取ってあげることで喜びを感じる人もいます。

 

この、人に苦しみを渡すことが多い人と

人から苦しみを受け取ることが多い人は、

お互い相性がいいものですから、近くにいることが多いのです。

 

 

私は、少し勘違いしていた部分がありました。

 

 

この、苦しみ。

人に渡すとどうなりますか?

 

 

苦しみを渡すと、楽になるはずです。

私もそう思っていました。

 

 

 

でも、これは少し間違っていたようです。

苦楽は、同じだけないとバランスはとれないのです。

 

 

苦しみを受け取る人

 

人からの苦しみを受け取りながら生きている人は、

人の人生を生きる時間が多くなります。

 

 

人の事を考え、人のために時間や体力、お金を使います。

自分の人生を人のために使ってしまうのです。

 

 

この苦しみは無限に存在しますから、どんどん渡されて苦しんでいきます。

そして、周りが苦しみから解放された様子を見て安堵して喜ぶんです。

 

でも、ちょっと待って。

 

その時のあなたを見てほしいです。

相手じゃなくて、自分を見たことはありますか?

 

 

自分は、輝いていますか?

自分がもしボロボロだったら、それは幸せでしょうか。

 

 

いつの間にか、愚痴が多くなってしまう人やいつも焦っている人がいます。

こういった人は、自分が誰かの苦しみを受け取っていないか、振り返ってみてほしいのです。

 

自分が何が好きで、何が嫌かもわからなくなってしまう人もいます。

人のために過ごす時間が多い人ほど、自分が分からなくなってしまうんですよ。

 

必要以上に人のものを背負うことは、とってもしんどいんです。

自分は、なくなってしまいます。

 

あなたは誰ですか?自分の人生を生きていますか?

 

苦しみを渡した人

 

人に苦しみを渡している人は、楽になりたいといつも思っています。

受け取ってくれそうな人を見つけては、そっと苦しみを渡します。

 

この苦しみを渡すと、人はどうなると思いますか?

 

「楽になる」

私は、そう思っていました。

確かにそうです。苦しみを取れば楽になります。

でも、その続きを私は知りませんでした。

 

 

また、新たな苦しみが生まれるんです。

 

そう、楽になったと感じるのは一瞬です。

また新しい苦しみが出てきます。

 

 

この苦しみを、また誰かに渡して、また苦しみを作る・・・

 

 

 

こんなことを繰り返しています。

 

 

「楽になりたい」

と思っているということは、苦しみの部分が気になって気になって仕方がないはずです。

どうやってこの苦しみを手離すか考えているのでしょう。

 

これでは自分も、周りも、絶対に幸せになるとは思いませんよね。

 

 

今の自分の状態を見る

 

楽になりたいと思っている人は、

今の自分はどういう状況なのか見る必要があります。

 

楽になりたいと思い続ける限り、苦しみを生み続けるからです。

 

楽になりたい、誰かに甘えたい、こういった考え方は、

間違いなく自分の中の恐怖心を増大させて、自分自身を苦しめています。

 

楽になって誰かに背負ってもらったところで、全く心は楽にならないというのが

私の今の辿り着いた答えです。

 

この気持ちは、不安や恐怖が大きくなっていくのだと思います。

いや、気持ちというものを集めること自体が、そうなっていくのかもしれません。

 

どんどん、心は弱くなってしまいますし、

自分自身で何も考えることが出来なくなってしまいます。

 

この世界には必ず苦しみは存在する

 

私たちは生きています。

生きている限り、必ず苦しみは存在します。

 

 

この苦しみを小さくするためには、楽も手放すことです。

楽をたくさん集めると、苦しみも同じだけ集まります。

 

 

ちょっとしんどいなぁと思う方は、

甘えや楽になりたいと思う気持ちに対して、向き合ってみてほしいと思います。

 

 

また、人の苦しみまでも背負って生きている人はどんどん苦しみを処理するのに必死です。

 

どんどん溜まっていきますので、息をつく暇もありません。

どれだけ処理しても、根本解決にはなっていないのです。

これは、本当に相手を助けることになっているのでしょうか。

 

私も、もう一度自分の立ち位置を振り替えってみます。

 

自分の人生で生きていますか?

楽を集めてはいませんか?

 

これが、本当に楽になる方法です。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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