いじめから知る。相手の目的は何なのか?

気持ち

いじめとは、心の暴力です。

目には見えないけれど、殴られているのと同じこと。

 

私も、高校3年間いじめにあっていたから分かります。

 

 

高校生の時は思っていましたよ。

『私は、何をしてしまったのだろう。』

『何か、相手を怒らせることをしてしまったのかな?』

 

いいえ、違いました。

高校卒業後、私をなぜいじめるのか聞いてくれた人がいたんですね。

彼女は、こう答えたそうです。

『え?ただのターゲットだよ!』

 

そう、私はゲームの的だったようです。

相手の目的は何なのか。

強いて言うと、相手の目的は私を不幸にすることです。

そしてそこには、罪悪感は一切ありません。

これって、とっても強いんですよね。

 

 

私がどんなに謝ろうと、自分の言動を直そうと、全く関係ないということです。

 

 

いじめという行為を行うことで、私は学校生活が辛かったのですから、彼女たちの目的は達成しました。

 

 

 

相手の目的が分からなければ自分は苦しみます。

『え、どうしよう。どうしたら仲直りできるんだろう。』

という風に、この現実を平和なものに変えようと必死になります。

 

”平和になるかも”というこの期待が、自分を苦しめてしまうんです。

 

もしも、相手の目的が、『あなたを不幸にすること』だったのであれば、絶対叶いません。

お互いの目的が真逆だからです。

目的がある人は強い

目的があって迷いのない人は強いんです。

その方向に向かってただ突き進むのみですから。

 

これでは、不幸にしたいVS仲良くしたいと勝負になってしまいます。

勝負のやり方を変えてください。

 

相手を変えようとか、相手に自分を分かってもらおうとすると、沼にはまります。

逃げてもいいんです。

逃げることは、立派な戦い方です。

 

ちなみに、当時高校生の私はこんな戦い方をしました。

担任の先生に、いじめが始まった段階で伝えたのです。

 

『私は、高校を卒業したい。あいつらのせいで中退するのは嫌。』

『卒業できる程度学校に行く。最低限の出席はする。だから、これ以上は求めないでほしい』

当時の担任の先生は、『お前は強いな。』と言って頷いてくれました。

 

この強いとは、目的をしっかり持っているということではないでしょうか。

 

私の目的は”高校を卒業する”でした。

高校生活をいいものにしたいとか、たくさん思い出を作りたいとか、そんな夢は一切ありませんでした。

もう、どうしたっていじめられると自分で分かっていたからです。

 

別の目的を作って、その目的を達成することだけを考えました。

目的を持つと、人は頑張れるんですね。

 

アルバイトという別の場所

私が、当時なぜそんな決断をしたのか、それはアルバイトをしていたからです。

ミスタードーナツで働いていました。

年末の福袋なんか、めちゃめちゃ張り切って売っていましたよ。

とてもやりがいを感じていました。楽しかったですね。

 

 

その中で、高校生という一つの枠が全てじゃない、世の中はもっと広いと感じていたのです。

学校生活が人生の全てのように感じていたら私はきっと高校に行くことが出来なかったでしょう。

当時の私には高校は、一つの目的を達成するための過程でしかなかったんですね。

いじめの目的は?それによって何が達成できますか?

いじめる相手には、それなりの理由があるのでしょう。

どんなにたくさんの理由を相手が羅列しようとも、目的は1つです。

そして、迷いがないからとても意志としては強いのです。

 

いじめなんて、本当にヒドイ!最低だ!

という気持ちもあります。でも、ここから何かを学ぶことは1つの乗り越えるきっかけになります。

 

この考え方は、きっと良い使い方だってできるはずです。

自分の夢を叶えるために、周りに何を言われても諦めない強い意志があれば目的が叶う可能性は高まります。

そして、とても強くなれます。

 

また、相手の目的が分かると、それに対する解決策は見つかるということも言えると思います。

 

いじめに負けない!ではなく、戦わない!という考え方で私は生きていこうと決めています。

これが、いじめから学んだことです。

 

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

 

 

タイトルとURLをコピーしました