愛のある人

気持ち

皆さんが思う、愛のある人ってどんな人ですか?

 

私は長年、というものの正体を勘違いしていたのではないかと思っています。

 

自分が愛を渡したつもりでも、それは相手にとっては押し付けでしかありません。

また、何か特別なことをした覚えはなくても、人が勝手に愛を感じていることだってあります。

 

今日は、そんなよくわからない愛というものについて深堀していきたいと思います。

 

感謝のある人

 

よく感謝を表現している人がいます。

こういった人は、愛があるという印象があります。

 

『ありがとう』

『いつも私は皆に支えられて、ありがたいと思っている。』

『本当にうれしい。私は幸せです。』

 

こういう事をスマートに言葉にできる人って、私は素敵だなと思っています。

何ででしょう。

 

感謝を表現することで、逆にその人達を大切にしているような印象を受けます。

 

 

これは、きっとその人自身のテーマが愛や感謝を表現するようなことなんだと思います。

でもこれは、現実的なことなので心の中はどうかというのはわかりませんね。

 

実際には、とっても不幸だと思っているのだけど、そんなこと思ってはいけないという考え方なのかもしれません。

感謝を持つことも、それを伝えることもとっても大切だと思います。

でも感謝を表現すること自体が真の愛かと言われると、少し違うような感じもします。

 

甘えは愛ではない

 

相手に甘えることが愛だという人もいます。

これも、少し違うなと思っています。

 

 

いつも美味しい料理を作ってくれる奥さんが、必ずしも愛情深い奥さんではありません。

これに甘えて、感謝を忘れてしまうと、もっともっとが出てきます。

 

何で、もっと自分のために尽くしてくれないのか?

 

 

私の息子も、この春一人暮らしを始めます。

とても豪華な一人暮らしを予定しているそうですが、親としてはそうはいきません。

学費にもお金はかかってきますし、余裕はないのです。

 

しかし、息子にはそんなことは関係ありませんから、私に対して不信感は募っているようです。

 

『お母さんはケチ臭い。息子には金を使いたくないんだ。愛情ないんでしょ』

 

そのような事をチクチク言っています。

このように、私が「贅沢品じゃない?」と購入を渋ると愛情と天秤にかけてくるのです。

 

甘えることは、愛ではありません。

 

”甘えさせてくれないのは、貴方は私のことが好きではないからだね”

なんて、相手を追い詰めてしまうし破滅的な考え方だと思います。

 

でも、こういった考え方をしている人は、ものすごく多いのではないかと思うんです。

 

 

この現実的なもので愛を表現するということは、

与える側がどこまで許容出来て、

いつ限界が来るかというところにかかっているような気がします。

 

 

与える側の人が受け取る側の人を、いつも背負っているような印象です。

いつまで背負うのかという我慢大会をしているようなものです。

 

無関心

 

何か話しても、

 

 

『知らない』『わからない』

 

 

と一言だけで終わらせることは、愛がないなぁと思います。

 

相手の大事にしているものを知ろうとしないことは、愛がありません。

知ろうとしないことは、怠慢じゃないかと思っています。

 

 

 

相手の大事にしているものが分からないと、相手を裏切る事にもなるのです。

何を裏切っているのかも分からないまま、相手を裏切り傷付けることになってしまうのです。

 

だって、あなたの大切な家族なんですよね?

大切な家族が、大切にしているものは何ですか?

 

大切な家族が、大切にしているものを大切にしていますか?

 

 

相手の大事にしているものを知ろうとし、一緒に守ることは愛であると思います。

 

相手の大切なものを知るためには、観察しなければいけません。

時には、質問しなければいけません。

話をたくさん聞かなければいけません。

相手に関心がないと、そもそもそんなこと出来ません。

 

この手間を、大切な人にかけることはできますか?

 

相手の大切が分かれば、相手の物事を見る視点がわかります。

何に苦しんでいるのかも、分かってしまいます。

一番辛いときに、気付きかける言葉があります。

 

存在が大切

 

相手の存在が大切。

その気持ちはわかります。

 

でも、大切だから一緒にいるというだけでは、それはただの依存になるのではないかと思うんです。

 

自分が、相手の存在を大事にすると言うのは執着に似ています。

執着している人は、相手の反応を見ています。

相手の気持ちを勝手に作り、相手の態度が理想と違うと苦しみます。

 

 

存在を大切にするのなら、相手の言動や言葉で勝手に相手というものを作り上げるのではなく、相手がどう言うことを大切にしている人物なのか、調べて誰よりも語れなければいけないのです。

 

大事にしているものは、思いです。気持ちではありません。

 

 

いかがでしたか?

愛とは、何なんでしょうか。

 

人は、相手に愛があるとかないとかばかり言っていますが、

自分自身のことは見えているのでしょうか?

 

愛とは何か。永遠のテーマです(笑)

 

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

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