お金に対する恐怖心を手離した結果

お金

 

皆さんは、お金に対してどのような感情を持っていますか?

 

私は、お金に対して絶大な信頼を寄せていました。

少し変わった子だったと思います。(今もです)

 

「お金だけは、私を裏切らない!」

といつも思っていました。

 

お金は、私にとって自分自身を守るとっても大切な存在です。

しかし、お金に対しある種の依存をしていたのかもしれません。

 

そして、今回一つ心の整理をして断捨離をしました。

そのことについて記録として残します。

 

 

「米粒一つも稼いでないから、言うことを聞かなければいけない」

 

まだ自立できていない学生時代によく言われていた言葉です。

この言葉は、私に大きなインパクトを与えました。

 

「この米粒一つも私のもの。この家にいる限り、あなたは私の言うことを聞きなさい」

 

この言葉は、いつも自分の無力さを証明させられて敗北感や絶望感を感じていました。

そして、私のお金に関する価値観の土台となっていたと思います。

 

私はこの頃には、自分で稼ぐということが自由になることだと確信していました。

お金が沢山ないと自由ではないし、

誰かのお世話になることはその人の奴隷になることだと思っていました。

 

ですので、早く自分で稼ぎたいと思っていたのです。

 

私が稼いだお金というものが、自分の価値そのものだったのかもしれません。

 

学生時代とお金

 

私は、高校生になるとアルバイトを始めました。

 

アルバイトは、時給制です。

 

すなわち、私の時間=お金なんだと感覚的に思っていました。

だから、友達と遊ぶときにも、この時間はとても勿体ないなと思っていたのです。

 

今この時間、自分が働いてないことへ嫌悪感を感じていました。

 

「バイトをしないと美容院にも行けない、新しい洋服を買うこともできない。

友達と遊ぶこともできないし、ランチにも行けない。」

そう、自分にいつも言い聞かせていました。

でもこれはフェイクでした。

 

現実的な事を見ると、確かにそうなんです。

でも、根本的には不安のような恐怖心が先にあったと思います。

それを自分に納得させるために、現実的なことを引っ張り出して自分に言い聞かせるといった感じでした。

 

いつも、お金がないないと焦りの感情を持っていました。

 

お金がなくなる恐怖心

 

私はお金が一番大切だと思っていました。

一番自分や家族を守ってくれるものだとずっと思っていました。

 

お金を守るために安全な行動をとることを第一優先に生きてきました。

 

昔から生活費をどう削るかについては誰よりも調べていましたし、

何か購入するときは全て一番安いものを、購入していました。

 

ですので、新しいiPhoneが欲しいという息子の気持ちは全く理解できません。

 

むしろ、自分の稼いだお金ではないにも関わらず、

そんな発言が出来る息子をヒドイと思っていました。

 

「なんで?なんでそんなこと言うの?私の大切なもの奪うの?」

こんな感じだったのかもしれません。

 

今思えば、いつも子供たちが良いものを欲しがる時、贅沢をしたいと言われるたびに、

私は自分で勝手に傷付いていたように思います。

 

私の大切なものが、またなくなった。

そんな感覚です。

 

自己成長に使うお金と生活に必要なお金、それ以外は無駄だと、本当に思い込んでいました。

そこに疑問すら感じていませんでした。

お金を増やすことが、私が唯一強くいられる方法だったのです。

お金に対する恐怖心を手離した

 

自分自身を振り返りながら、現在の状況を見てみました。

 

昔に比べて、世帯収入は上がりました。

生活が困窮しているわけでもありません。

しかし私には、お金に対する恐怖心は残っていました。

 

おかしいですよね。

 

現実なんて、本当に関係ないんですね。

お金に対する恐怖心は、自分の心にあります。

私はそれを捨てきることが出来ていないんだということに気付きました。

 

それを、捨てようと思ったんです。

 

贅沢したり散財したりするようになったわけではありません。

その、恐怖心だけを捨てました。

 

この恐怖心は、家族を悪者に見せてしまうからです。

この恐怖心は、自分を被害者にも見せてしまいます。

偏りすぎた考え方は、不幸になります。

 

私は幸せになるために、恐怖心を断捨離しました。

 

するとね、とっても楽になったんです。

 

私を苦しめていたのは私が作り出した恐怖心でした。

お金は大切です。

でも、それと恐怖は違いますね。

 

また、ひとつ気持ちを捨てることが出来ました。

気持ちを捨てると、楽になるんです。

 

自分が、当たり前に思っていることは、気持ちからきているものかもしれませんね。

その気持ちを持つことを正解にするために、人は何かを自分に言い聞かせているのかもしれません。

 

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

 

 

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