人は皆良いところと悪いところがあります。
でも、そんなことを本当に理解している人はどの程度いるのでしょうか。
人は、他人に対してレッテルを張ります。
『この人は、こういう人だ』
といった、思い込みで話します。
するとその結果になるように、勝手に自分の中で言葉の意味を作りませんか?
どんな言葉で言ったって、思い込みで話をしてしまうと、
『きっと、こういう意味で言ったに違いない』
といったようにとらえてしまうんです。
これって、相手が発した言葉を聞いていませんよね。
見えない相手の心を勝手に作っているのです。
思い込み
『きっと、こう思ったに違いない』
こういった思い込みが作られる問題は、自分にあります。
相手ではありません。
自分の思い込みを知る必要があります。
『すごいね!よく頑張ったね!』と言われても、
『自分の頑張りが認められたんだ。』
と捉える人もいると思いますし、
『いや、きっとあれは馬鹿にしているんだ。』
と捉える人もいます。
もう、明らかにこの受け取り側の問題ですよね。
そう思ったら、自分の発した言葉を、自分と全く同じ意味で理解してくれる人なんていないのかもしれません。
人は、たくさんの側面があります。
その人の一部だけを見て、良いとも悪いとも言えないんです。
人は、皆悪い
人は、皆悪いのです。自分勝手なんです。
それぞれの思いがあって動いているんです。
『あいつ、性格悪いよね。』
なんて、言えません。自分だって性格悪いんです。
自分を綺麗に偽ろうとすればするほど、心の中なんて、嫉妬まみれで汚いものです。
それが、人間なんだと再認識する必要があるかもしれません。
私は汚い。
そう思っていれば、
『あなた、悪いよね。』と言われても
『そうでしょ。自覚してる。』と堂々と言えます。
他人も汚い。
そう思えば、人に期待なんてしません。
以前の私はこのように思っていました。
人は綺麗なもので、自分も綺麗でなければいけない
そう、思い込んでいました。
だから、人に心無い言葉を言われれば傷つくし、人に裏切られても傷つきました。
綺麗にしすぎたんです。
自分で初めから少し汚しておけばよかったんだと思っています。
完璧な人なんていない
完璧な人なんていません。
それは、分かっているつもりなのに、自分の身近にいる人に程、完璧を求めてしまいます。
自分の親しい人に程、期待をしてしまいますよね。
これは、相手に対する甘えの心なんです。
この心を育ててしまうと、相手に振り回されてしまいます。
相手に期待をして裏切られたなら、そしてそれにショックを受けたなら
『あぁ、自分は甘えていたんだな。』と気付くときなのかもしれませんね。
甘えると、自分は弱くなってしまうんです。
弱いと、傷つきやすくなります。
相手も、傷つけやすくなってしまいますよ。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。