今日は、好きや嫌いといった気持ちの終わらせ方について、お話します。
人をとっても好きになるときの基本と言ったら、やっぱり恋愛でしょうか。
その、恋愛のエネルギーってとても巨大なパワーだと思いませんか?
寝ても覚めてもその人のことを考えてしまう・・・
なんて経験したことありますよね?
また、すっごく嫌いな奴がいたとしましょう。
その人の悪口止まんないですよね。嫌いすぎて頭から離れません。
ずーっと見てしまいませんか?
この、人を嫌いな時のエネルギーも凄まじいものですよね。
でも、このエネルギーが切れかけてもうしんどい。考えたくない。終わらせたい。
そんな人もいらっしゃると思うんです。
では、この好きと嫌いが、終わる瞬間ってどんな時でしょうか。
もし、その好きや嫌いで苦しいと感じていたのなら、終わらせるためにはどうしたらいいのでしょうか。
視点を変えよう
好きな人がいたとき、
『あの人、なんであんな態度するんだろう?何を考えているんだろう?不安だな。』
そう考えてしまいません?
私は、嫌いな人に対しても考えてしまうんです。
『なんであんなことをするんだろう。許せない。』
皆さんは、この時、どういった思考回路になっていますか?
この、許せない気持ち、不安な気持ちになる自分を、守っているんじゃないでしょうか。
このネガティブな気持ちを持った自分に対して、機嫌を取ろうとしていませんか?
このやり方だと、その気持ちはますます大きくなってしまいますから、もしも終わらせたいのなら間違っています。
『どうして、あの人はあんな態度をとるのだろう』
この、”どうして”という部分を解明していけばいいのです。
何故か、分からないからモヤモヤしているんです。
このどうしてという部分を突き詰めていけば、考えて考えて考え抜けば、自分なりの答えが出てきます。
これは、自分の答えです。
すなわち、苦しんでいる自分を、”もうやめなよ”と、納得させるための答えなんです。
相手に囚われてしまっている自分に、もう足を洗おうぜというための答えです。
好きと嫌いが続く人
苦しんでいるのにも関わらず、好きと嫌いが続く人は、答えが出ていなくて出口が見付からなくなっている状態と一緒です。
その人に対して答えが出ていないと、きっとまた同じような人が現れるでしょう。
その答えがでていないから、分からないから、また反応して引っ掛かっちゃうんですよね。
相手に気持ちの矢印を物凄いエネルギーを使って送っています。
それを、ぐっと力を入れて自分に向けてみてください。
自分に、エネルギーを使ってください。
すると、疲れないんですよ。
不思議ですよね。
そして、答えが出たときには、もうそれはどうでもいいものになっています。
これが、終わらせ方です。
あの人は何を考えているのか。
自分になかなか意識を向けることは難しいんですよね。
私もそうです・・・
だから、相手のことをとりあえず主語にして考えています。
”どうして、あの人はコロコロいうことが変わってしまうんだろう。
しんどいな。
私は、あんまり言うことをコロコロ変えないからよく分からない。
あ、そうか。
その場の空気を良くすることを考えているからだ。
私は、相手との約束を守ることを大事にしているんだけど、あの人はその時平和だったらいいんだ。
その時、目の前の人と平和に終わらせれることを大事にしているんだ。
その場面場面で、目の前にいる人との平和を大切にしているということは、とても表面上穏やかに終わらせることが出来るな。
でも、何も守れなくなっちゃうよね。
その人に合わせた自分が出来てしまって、コロコロいうことが変わってしまうんだ。
これは、人を裏切ることになるよね。
だから、私は苦しんだんだな。裏切られたから、苦しいと感じているんだ。
あの人は、私に言った言葉に全く責任を取ってくれていないんだ。
自分が当たり前に大切にしていることが、大切にされていないから傷ついてるんだな。
そもそも、発した言葉を大切にするという考えがないから私とは合わないよね。
大事にしているものが違うということだね。”
どうでしょうか。
人に対する違和感などを、1つずつ突き詰めていくと、一つずつ終わらせることが出来ます。
すると、少しずつ執着心が薄れていくんですね。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。